フィナステリドの効果について
プロペシアは、発毛、増毛効果よりも、現状を維持することに大きな効果を発揮する医薬品であり、生え際(M字)型の薄毛に対して効果的といわれています。
このサイトではプロペシアの効果や、AGA(男性型脱毛症)に対するフィナステリドの効果を紹介ています。
プロペシアの育毛効果
男性型脱毛症においての抜け毛、薄毛対策は、ジヒドロテストステロン(dht)を生み出す5αリダクターゼの活動を、いかに阻害するかが最も重要になります。
プロペシアの育毛効果は主に脱毛の原因となる男性ホルモンのジヒドロテストステロン(dht)を生み出す変換酵素、U型5αリダクターゼに抑制効果があります。
変換酵素5αリダクターゼは、1型と2型の二種類が存在し、1型は頭全体、2型は前頭部に分布しています。
プロペシアはこのU型5αリダクターゼの方を抑制し、血中のジヒドロテストステロン濃度を低下させる事で脱毛の停止させ、毛髪サイクルを正常に戻し抜け毛、薄毛を防ぎます。
以上のことからプロペシアは生え際のみに集中して抜け毛、薄毛になってくるM字はげにより効果がありす。
プロペシアの効果とAGA
AGA(男性型脱毛症)と呼ばれる抜け毛の症状の、代表的な原因が男性ホルモンによるものです。
男性ホルモンのテストステロンが変換酵素の5αリダクターゼの働きにより、ジヒドロテストステロン(dht)という男性ホルモンに変換されます。
そして受容体(レセプター)と呼ばれるたんぱく質と結合し、髪を生み出す元である毛母細胞に髪の成長を抑制する信号を出します。
信号を受け取った毛母細胞は髪の発毛周期を短縮し、未発達なまま髪が抜けしまいます。
これが抜け毛の原因になります。
変換酵素5αリダクターゼは、1型と2型の二種類が存在します。
1型5αリダクターゼはDHTの3〜4割を生成し、 皮脂の分泌過剰を引き起こすことにより薄毛を悪化させます。
T型5αリダクターゼは体毛全般に広く存在しています。
毛髪においては、前頭部(生え際)、頭頂部、後頭部を問わず頭部に多く存在します。
全体に薄毛になってきたなと感じたら1型と考えられます。
1型は皮脂腺に作用して、皮脂を大量に分泌させます。抜け毛が進行している方の頭皮に皮脂が多く分泌されるのはこのためで、放置すると毛穴に皮脂が詰まり、髪の成長を阻害します。
皮脂の分泌が多く10代20代で薄毛が始まる人はT型優性タイプの可能性が高いといわれています。
2型5αリダクターゼはDHTの6〜7割を生成し、前頭部(生え際)のみに集中して存在し、毛髪においては毛根部の毛髪を生み出す毛乳頭に存在すると言われています。
皮脂の分泌も特に多くなく、生え際のみに集中して薄毛になってきたら(M字)タイプは2型と考えられます。
人によって抜け毛が進行する場所が違うのはこのためと言われています。
そして最新の研究結果で分かってきたことですが2型5α-リダクターゼが欠如している男性にはAGA(男性型脱毛症)が見られないという事と、上記していますが型5αリダクターゼはDHTの3〜4割を生成し、2型5αリダクターゼはDHTの6〜7割を生成しているという事から、特にAGA(男性型脱毛症)は、1型よりも2型の5αリダクターゼからより強力な影響を受けているのではないかという事が解ってきました。